March 15, 2010 4:00 PM  From: HOWL

TITLE:PUNK MUSIC REVIEW

3/20(土)より開催される『Roberta Bayley』のEXHIBITION。
パンクムーブメントの最前線にいたアーティストの写真を展示するわけなんですが、
その写真を見てふとスタッフが、どんな曲を聞いていたか気になりました。
そういう訳で、今回はSTAFFが好きなPUNKナンバーをご紹介します。


[MANABU]
「Johnny Thunders/Sad Vacation」
中学の頃にPUNK雑誌”DOLL”でJohnny Thundersの特集をやっていたのが出会ったきっかけ。
当時はPUNK=SEX PISTOLS、THE CLASHという考えの中で生きてきた自分に衝撃を与えたアーティスト。
音楽は勿論、ファッションにも大きく影響されました。
当時、ジョニサンモデルの革ジャンがどうしても欲しくてお金を貯めて購入した事を思い出しました。
ニューヨーク・ドールズもハートブレイカーズも好きですが、今回はソロの名曲”Sad Vacation”を紹介します。


[SHINYA]
「THE LITTER / What'cha Gonna Do About It」

初めて耳にしたのはいつだったのかも覚えていませんが、その時の高鳴りは今でも忘れません。
66年にリリースのアルバム「Distortions」に収録。
タイトルの通り、歪みの効いた曲達がぎっしり詰まった一枚です。
60年代はTHE WHO、THE SMALL FACES、THE SONICSなどなど、後世に大きく影響を与えるバンドが多く、自分の大好きな時代。
この曲を始め、アルバム中に先人達のカバー曲も多いのも魅力的です。
歪みが効き、絶妙な抜け感のあるギターが、曲を無視してでも踊りたくなる気持ちになります。


[TOGAWA]
「The Adicts/NUMBER」
70年代後半~80年代前半のPUNKと言えば、DischargeやCrassといった鋲ジャンにボロを履いてポリティカルなメッセージを唱えるバンドが殆どを占めていました。

その中でも特に異彩を放っていたバンドが今回ご紹介するこの“The Adicts”。

全身真っ白の衣装で統一し、Monkey(Vo)はピエロのメイクにBOWLER HAT。
これぞ「ドルーグ」スタイル。
いやー、痺れますね。

曲調も全体的にPOPで軽快な楽曲が殆どなんです。
周りのバンドが皆政治的な中、白い衣装で明るさと楽しさを表現する。
これがThe Adictsのアティチュードであって、PUNKのアイデンティティを体現したそのもの何です。

メンバーはMonkey(Vo)、Pete(G)、Mel(B)、Kid(Dr)の4人で76年結成。現在も活動中なので、機会があれば是非観てみたいものです。

私事になりますが、10代の頃Monkeyばりの白塗り、ピエロメイクでTEDS JKTを身にまといPSYCHO BILLYのバンドをやっておりました。
今回ご紹介する“NUMBER”という楽曲、当時カバーしていた思い出の一曲になります。


[ZEKI]
「The Jam/ Town Called Malice」
ご存知PAUL WELLERを中心とした3ピースバンドTHE JAM。
PUNKというものに初めて出会い、そのルーツを探るきっかけになったのはこのバンドでした。

後期の代表的なこの曲ですが、いわゆるPUNKなサウンドやスタイルがメインストリームの中、
バリバリのモッズスタイルでモータウン調のビート。といった生粋のロンドンっぽさがカッコいいと思います。


[KIYO]
「Fugazi/Waiting Room」
Ian MacKayeと言えばMinor Threat。
しかし、僕の中ではIan MacKayeと言えばFugazi(現在活動停止中)のイメージの方が強いです。

音の種類で言うならPunkではないと思いますが、
DIY精神に基づいた彼らの姿勢には、それを感じずには居られません。
現在、Ian MacKaye氏はThe Evensとして活動中。


[HOWL]
「The Damned/Love Song」
PUNKナンバーといって、僕の頭にすぐに浮かぶのはこの曲です。

轟音を圧倒的なスピードで展開する曲に驚きましたが、何よりラブソングをこんな風に歌うのが衝撃でした。「Just for you here's a love song」の歌詞にしびれます。
以前キャプテン・センシブルにお会いした時に、この曲が好きだと伝えると、
「僕が書いた曲だから嬉しいよ!」と握手してくれたのを聞くたびに思い出します。