December 14, 2009 12:53 PM  From: HOWL

TITLE:MUSIC REVIEW

今年も間もなく終わります。という事で今年出会って一番良かったCDをご紹介します。

[MANABU]
「Rafven /Welcome To Foxshire ~ようこそ不思議なキツネの村へ」
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ご機嫌ジプシーパンクバンド「Rafven」
まるでサーカスの音楽団のような風貌に、底抜けに明るく愉快な楽曲たち。
酒を飲みながら仲間とワイワイ踊りたくなるそんな1枚です。


[SHINYA]
「Sanseverino/Exactement」
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つい先日購入した一枚。ここ最近で一番のヒット作でした!!!
フランス出身のアーティストで、ジプシー音楽、ジャズ、ブルース、シャンソンなどをごちゃまぜにした、独特な音楽を奏でています。ひょうひょうとして軽やかなのが彼のキャラクター。しかし、圧倒的な演奏力とマシンガンの如く発せられる言葉を聴いた瞬間、そのギャップに完全にヤラレました。バックを支えるバンジョーやアコーディオン、ヴァイオリンなど、ノリノリの楽器隊も魅力的です。
まだまだ自分も彼については知らない事ばかり。ここから更に掘り下げていくのが今後の楽しみです!!!


[TOGAWA]
「LUCIANO/Tribute To The Sun」
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盟友Ricardo Villalobosと並び、近年クリック/ミニマルシーンを筆頭にダンスミュージック界で話題を掻っ攫った
“LUCIANO。”
チリ出身で若くしてドイツに亡命し、そのままドイツに移住したRicardoやChristian Vogelとは異なり、
スイスに亡命後、再びチリに戻り彼の天才的なトラックメイクと技術はそこで培われた。

今回のは約5念振りのスタジオテイク。
全体的にオーガニックの香りが漂い、聴けば聴くほどにLUCIANOのサンプリングに驚かされる一枚。

その中で今回ご紹介するのは、こちら。

民族的な歌声と素早いハンドクラップが絶妙に混ざりあったトライバル・ミニマル。
点滅するようなリズムとゆったりとした重いベースラインが心地良い目眩を感じさせ、
そこに加えられた切ないハーモニーが曲の美しさとインパクトとの調和を保っているトラック。

個人的にはここら辺のトライバルミニマルやクリックをカリプソやスゥイング等のトラックと絡み合せたDJセットでやってみたら面白いと思い、日々開発中。


[ZEKI]
「BOYS NOIZE/POWER」
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10月にリリースされたBOYS NOIZEの「POWER」。
下半期の多忙な時期、タイトル通りPOWERを出したいときによく聞いていてました。

中でもオススメは「JEFFER」。フレンチ・エレクトロシーンを代表する売れっ子リミキサー
PARA ONEによるリミックスカット盤もリリースされており、こちらもサイコーにカッコいいです。


[KIYO]
「Silversun Pickups/Swoon」
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アメリカL.A.出身オルタナバンドの2ndアルバム。
90年代グランジをしっかりと継承しつつ、そこだけに留まらない、スケールの大きさを感じさせるバンド。
美しいメロディーと歌声&時折シューゲイザーっぽさを感じさせる轟音が私の耳には心地良いです。
なんだかんだでやっぱりこういう音、好きです。

[HOWL]
「Tom Waits/Glitter & Doom live」
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トム・ウェイツが2008年に行ったツアー'グリッター&ドゥーム・ライヴ'より、北米&と欧州ツアーのライブアルバム。そしてこの時のツアー時に喋った独特な語りも入れて2枚組でリリースすると、トムの冗談好きが垣間見える。昨年ツアーに回ると聞いて、遂に日本に訪れるか!?と期待は水の泡のように消え去った昨今。12月にクリスマスプレゼントの様に届いたこのCD。残念だった気持がこのアルバムで、なお残念になりましたが、まだまだ現役の60歳だと思うと嬉しくなりました。


Goin' Out WestのPV。ライブ音源もこの時と引けを取らない素晴らしい音が鳴っていました。