10/3。
休日を利用し、新代田にあるライブハウス「FEVER」へ。
そう、この日は“THE BACHILLUS BRAINS”の4度目となるワンマンGIG。
会場の重い扉を開ければ、そこにはハードコアパンクが持つ独特の雰囲気。
どう表現して良いかは難しいが、あのギラギラとした緊張感はいつになっても興奮を覚える。
演奏が始まればその緊張感は一瞬にして弾け飛び、踊り出す者、人の上を飛ぶ者、煙草をふかす者。
その光景を眺めているだけで頬が緩む。
ミニマルという表現があるが、この日のTHE BACILLUSBRAINSはその言葉通りの演奏だった。
余計な飾りなど一切無く、三つの楽器と歌だけ。
パンクはそれだけで十分。
個人的に初期の名曲“恋のSOS”が聴けて胸が一杯になり、
何年も前に高円寺の20000Vや西荻窪で見た事を思い出した。
“変わらぬ姿勢と日々変化していく演奏。”
そんな事を一人考えながら、アルコールと共に秋の夜は更けていった。