July 27, 2009 2:50 PM  From:TOGAWA

TITLE:ラスティックは眠らない

日付が変わってAM0:30。
休日の最後、アルコール片手に新宿LOFTへ行って参りました。
TOGAWA_03.jpg
お目当ては“OLEDICK FOGGY”。

と言う事で、本日はラスティックにスポットを当て、ブログを綴りたいと思います。

この「ラスティック」というスタイルは皆さんもご存知の東京スカンクスが80年代後期に確立し、それ以降に現れたバンド、ロスランチェロス等の東京スカンクスと同様のコンセプトを持つバンドで、それまでのパンクやロカ・ネオロカビリー、サイコビリーという言葉だけでは表現し切れていなかった音を総称してラスティックと呼ぶようになりました。

正直、枠組み何てモノはどうでも良いんですがね。

とまぁ、その流れで00年代に入り、漸く確固たる軸と姿勢を持つバンドが現れました。

それが“OLEDICK FOGGY”でした。
バックボーンがCRASSやDOOMといったメッセージ性が強いバンドから影響受けているのも魅力的。

以前からバンド名は耳にしていたものの、なかなか観る機会に恵まれず、この間漸く観る事が出来たんです。

総勢6名からなるバンド。いや、楽団。
ギター、ウッドベース、バンジョー、マンドリン、ドラム、キーボード。
一つ一つの楽器から聴こえるのはどこか優しく懐かしい音色。バンド特有のトゲなんてものは全くありません。

日本語歌詞ってのも味噌。

拳突き上げて騒いでる人間、頭の上で手叩いて踊ってる人間、恋人とゆっくり観ている人間。

色んな人間がこのAM0:30の新宿LOFTにいましたが、共通して言える事は、


皆、満面な笑みがこぼれていた事。
音を聴き、笑う。そしてその笑顔になった人間を見て、また一人笑う。

その連鎖を作り出す音がOLEDICK FOGGYの魅力かと思います。

皆さんも機会があれば是非。