今回は2009年一発目に観た映画のご紹介。普段あまりアニメは見ないのですが、ふと気になってしまったこちらの一本、フランスのアニメーション「ベルヴィル・ランデブー」は大正解でした。舞台は戦後間もないフランス。とある内気な少年が三輪車と出会い、何年も猛特訓を重ね、やがて青年になった彼は自転車の最高峰レース、ツールド・フランスに出場する。そこから物語は進んでいくといったお話。もう絵と音楽が最高。デフォルメし過ぎな濃いキャラクター達がブラックユーモア満載で繰り広げていきます。そして肝心のミュージックは、ジャンゴを彷彿とさせる様なジプシースウィング。…というか出てきますね、ジャンゴ・ラインハルト。また、マフィアの車やトラックも、ちゃんとシトロエンだったりなど、こういう細かい演出が最高です。セリフも殆ど無く、ジェスチャーとミュージックで進行していく所も面白かった。
何はともあれ、サントラも出てる様なので買いに行かなきゃ。未だ見てない人は良かったらぜひ。